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ドメインオブジェクトの粒度 : XML とのマッピング

小さなオブジェクト

このモデルを XML ドキュメントにマッピングすると、1ファイル。

<employee id="4822" >
ここにオブジェクトをツリー上に並べていく
</employee>

基本的に、システム間のデータ送信に使うので、一回の送信単位としては、こんな感じでしょう。

インタフェース用のオブジェクト

XML ドキュメントは、基本は、画面の単位と同じと思っている。

ユーザとのインタフェースが、画面。
システム間のインタフェースが、XML。

こういうインタフェースの粒度は、大きな単位にまとめるのが普通ですね。

画面やXMLに限らず、RMI やデータアクセスでも、小さなオブジェクトを、DTO ( Data Transfer Object ) という入れ物にまとめて、大きな単位で処理する。

JAR や WAR も、考え方としては同じですね。
小さなオブジェクトの集まりを移動して配置するために、扱いやすいように、大きな単位にまとめる

Java < テーブル < XML

結局、同じモデルを実装する粒度は、

Java : とても小さく分割 (7 つのクラス)
テーブル : まとめる (2つのテーブル)
XML : 1つにまとめる

という違いがでてくる。

UML のクラス図との比較で言えば、私の場合は、UML のクラスアイコン数より、Java のクラスの方が多い。

例えば、上の図だと、Money オブジェクトを、アイコンとして記述しているけど、クラス図では、普通は、ここまで書かない。給与オブジェクトの中で表現しておしまい。

String が登場するたびに、クラス図に String をクラスアイコンとして書いていたのでは、仕事になりませんからね。 作業が面倒というより、図にノイズが増えて、モデルの本質がどこかにいっちゃうから。


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