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役に立つソフトウェア : プログラムとデータ

ソフトウェアは、プログラムとデータですね。

役に立つデータ

役に立つデータと役立たないデータがある。どんなデータが役に立ち、どんなデータが役に立たないかは、業務側の価値感ですが、その価値感を開発者が理解できれば、ソフトウェアの価値は確実に向上する。

開発者が作るテストデータは、業務に役に立たない、意味がないことが多い。そんなデータでデモすると、プログラムが良くても、役に立たないソフトウェアに見えるということが気がつかない。
乱暴に言えば、少々のバグがあっても、仕事に必要なデータが簡単に手に入ることがわかれば顧客は、そのソフトウェアに満足する。

どんなデータが、顧客が喜ぶデータかを理解することが、役に立つソフトウェア開発の基本事項だと思います。

開発は可能な限り、実データを使う。業務的に価値のあるデータ、問題があるデータ、フィルターしたい(価値のない)データを、業務の現場から集める。

そして、開発したソフトウェアが役に立つ情報を表示できているか、顧客の反応を観察する。あるいは、おしゃべりする。 画面の Look & feel よりも、データの中身のほうが重要です。

役に立つデータに敏感になるポイント

・検索結果の順番は「役に立つ」順になっていますか? 顧客と確認しましょう
・プログラムの検証用のデータは、顧客にとって魅力的なデータですか?

検索結果のトップは、一番役に立つデータがうれしいですよね。
動作確認も、実データでリアルに使えれば、やりやすですよね。

役に立つプログラム

役に立つプログラムは、業務の知識、問題領域の知識を豊富に適切に組み込んだプログラムです。

ドメイン駆動設計 ( DDD : Domain-Driven Design ) は、そのためですね。
XP で、ユーザストーリーを元にして、顧客と話をするのも、 ICONIXプロセスで、ドメインモデリングをやって、顧客と話をするもの、すべて「業務知識」を正しく豊富に組み込んだプログラムを作るためです。

ソフトェアが、業務の常識を持っていれば、こんなにありがたいことはありません。

動くソフトェアを作ってから、顧客と確認するのでは遅すぎます。
プログラムを書き始める時に、自分は顧客にとっては常識の「業務の知識」「問題領域の知識」を理解している、という手ごたえがあって開発をしていますか?

ビジネスロジック、ドメインロジックは、ソフトウェアのレイヤ構造の議論のネタではありません。顧客にとって役に立つソフトウェアを作るための、中核の課題なんだということを、いつも意識しましょう。

業務上、重要な機能をまず最初に作りましょう。作る都合で順番を決めない。
いちばん優秀な技術者をいちばん重要な機能の開発に割当ましょう。

顧客にとって、これが一番重要だと、開発者が考えるものを、顧客に提案する。
それがぴったり一致すれば、顧客からの信頼感が高まります。
もしずれていたら、作る前にそのずれが発見できたことを素直に喜びましょう。
苦労して作った後で、ろくに使われないことが分かったら、めげますよね。

何がもっとも重要な機能かの確認作業。 業務知識の獲得の第一歩です。

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