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実践 ICONIXプロセス : 業務と技術の視点の違い?

2時間程度で描く初期のドメインモデルを見ると、業務系メンバーと技術系メンバーの特徴がでて面白い。

業務系メンバーのドメインモデル(概念クラス図)は当たり前だけど業務用語が豊か。
ただ、どういう観点で配置・整理しているのかわかりにくい。関連のモデリングも怪しい。あまり構造的ではない感じ。

技術系のメンバーは、まず、業務用語自体、だいぶ見落としがある。似ているけど違う言葉や誤変換をした言葉がクラス名になっていることも多い。
まず、ここらへんの言葉のお勉強から始めることになる。

全体の配置、見た感じの構造は、それなりのものがでてくる。

集約や汎化関係を積極的に使う。
汎化や集約を描ける所は、一見、それらしい構造になっている。
それ以外の部分も、丁寧に並べたりする。(並べ方の意味が不明の時もあるけど)

問題は、見た目に整理できていても、汎化関係や集約関係が「業務の視点」「問題領域の構造」ではないこと。

例えば、組織を汎化関係でツリー構造に描いたりする。
(部門名や役割の認識がおかしかったりするけど、構造はそれっぽい)

でもその構造は、開発するソフトウェアの利用目的、問題領域の知識として、いちばん重要な関係なんだっけ?

私の経験では、組織のツリー構造が重要な問題領域はそれほど多くありません。
今の課題では、どんな部門間の関係が重要なんだ、という視点が、技術者の最初のドメインモデルには、まずでてこない。

ああ、問題が理解できていないんだ、視点がずれているんだ、ということを、2時間程度のお絵かきで発見できるのが、ICONIXプロセスの初期ドメインモデリングの価値ですね。

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